写真と書類のファイリング講座 その2
前回は、書類の種類について書きましたが、その2では具体的な保管文書の分類法について書きます。
書類の整理法は以下の3点がポイント
①書類の循環と廃棄経路
②書類の仕分け術
③5秒で取り出せる定位置管理
1 書類の循環と廃棄経路
3つのカテゴリーに分けることが大変重要です。
書類の流れは・・・・
現在、使用中(可動)→廃棄またはファイリング(保管)→文書保存箱やファイルへ見出し、項目を書く(保存)という風に川の流れのように巡回してゆきます。
そして、業務が終わった時点で、「廃棄」または、「ファイル」するかどうか検討します。
ファイリングすると決めるなら、今後、使う可能性があるか?という質問に自分に投げかけてください。所有理由があいまいですと、書類の分量が極端に増え、収拾がつかなくなります。つまり、捨てるときのタイミングが重要です。
これが書類を「捨てる技術」です。
2 書類の仕分け術
休んでいる書類(保管文書)
皆さんが主にお悩みなのは、2番の休んでいる書類と言われる保管文書。
この書類をさらにタイトルをつけて仕分けます。
現在、使用していないが、今後、使う可能性があるものは、書類アイテムごとに
ファイルボックスで保管するといいでしょう。
仕分項目は以下の通りです
①家計、財産管理
②住まい、家事
③遊び、趣味
④健康
⑤冠婚葬祭
⑥介護
⑦子供
⑧夫
⑨親族
⑩取説
すべて1案件1クリアファイルが鉄則です!
写真は、書類の名前が書いてある、カードをデスクの上に種類ごと並べて「見える化」してゆく方法です。
ゴタゴタの混ざりあった書類群を一枚一枚確認することは、気の遠くなる作業ですが、当社は、この要、不要の決断と、分ける作業をお客様にヒントを出しながら、一緒に進めてゆきます。
一人で決断しようとすると、「捨ててしまってはいけないのではないか、」「いつか使うかも」と悶々とした思いがこみあげてきて、作業が進まないとお聞きします。
スタッフはお客様の「所有する意味」に焦点を当てるので、判断が早く、思い切って決断ができます。お一人で行うときより、約5倍速で整理、分類が終わります。
企業も家庭も同じ。床の上にゴタゴタの書類を種類ごとに並べ、地道な作業から始めなければなりませんが、ここは我慢です!!
最終的に書類をあちこち探さない仕組みになるので、事務効率が格段に上がるのです。
色別の付箋で種類ごとに仕分けをしたら、一度ダンボール箱などに入れてみると全体の量がわかります。