防災特集 グラっ!!と来た時あなたは?
今回は、大変身近な防災のことについて書きます。
皆様、ふだんより、防災用具の備蓄はしっかりとされているかと思いますが、弊社が伺うお宅には、以下のような現状が発見できました。
1 持てない、管理できない量のペットボトルがストックされている。
防災用具は心配性の方はたくさんの量を持つ癖があります。避難所へ持っていける分量に抑えることも大事です。(避難所では沢山置けません)
2 防災リュックの中身は把握されていない
家の保管文書の中に「防災」というカテゴリーを作り、防災地図や防災グッズの名称、非常用食品の個数、賞味期限などを明記しておくと食品の新旧入れ替えも効率よくできるでしょう。
さらに、その持ち物リストをコピーしてリュックやトランクケースに一緒に入れておくとわかりやすいです。
3 防災用具を一か所に置いている
整理収納の鉄則は通常、「同じ種類のものを一か所に収納する」ですが、防災用具については異なり、あらゆる場所に置いておくのが良いのです。理由は、どこで災害に合うかわからないということ。
地震の場合は、家具が転倒し、防災用具が一つも取れなかったという悲惨な現状もあるそうです。
では普段からの備えについてのポイントを列記します
<地震対策10ポイント>
1 家具転倒防止、落下防止をしておく
2 怪我の防止対策
地震による窓ガラスの飛散で、素足で歩いて避難するのが困難になるため、ゴム靴やスニーカーなどをベッドの下や、家の中の避難場所である、ダイニ
ングテーブル周辺に備える。
3 食器棚、窓ガラスに飛散防止フィルムを貼る
4 家屋や塀の強度を調べておく
耐震診断は地盤、基礎の調査と計算式によって、建物の水平抵抗力や、労朽度などといった建物本体の耐震性を計算するものです。
5 火災発生の防止対策
電気やガスに起因する火災発生防止のため、感震ブレーカー、感震コンセントなどの防火危機を設置しておく
6 非常用具を備えておく
非常用具の置き場所は以下の場所を推奨します
①階段下のスペース
②寝室(ベッド周辺)
③玄関シューズクロゼット(なければ納戸等)
④庭の外倉庫
7 家族で災害時の対応について話し合う
地震が発生したときの出火防止や初期消火などの家族分担を決める。
安否確認方法や、してされた避難場所などの情報を共有しておく
8 防災環境を把握する
地域防災マップに加え、自分の住む地域の地域危険度を確認しておく
9 過去の地震の教訓を学ぶ
消防署などが実施する講演会などに参加し、防災の知識を身に着けておく
10 避難用具や非常食の入れ替え
年に1回、9月1日の防止の日、または、年末の大掃除など入れ替えの時期を決めて、新旧の入れ替え、備蓄品の確認をする。
<耐震診断 あなたの家は大丈夫?>
地震に備える技術とは・・・・
①耐震・・・・地震に耐える強い建物を作る
②制震・・・・揺れを吸収する装置を壁の中に入れ、地震エネルギーを低減する。
③免震・・・・建物の基礎を切り離すことで、揺れを建物に直接伝えないようにする
ただし、制震装置、免震装置は強い家に取り付けることが前提となっています。